こんにちは!現役京大生のぽとろです!
受験生の皆さん、夏の模試の出来はどうだったでしょうか?もしかしたら夏の模試があまりできず、「志望校を下げようか…」などと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
私もかつて同じような悩みを抱えていました。しかし、今回紹介する方法で自分の弱点を克服し、秋の模試では夏の模試から大きく偏差値を伸ばし、複数の模試でA判定を獲得することができました!
秋の模試までに偏差値を伸ばしたい受験生、必見です!
そもそもなぜ夏の模試で良い結果が出せなかったのか
まずは、夏の模試の出来が悪かった理由について考えましょう。これをしっかり考えることで効率的に対策を進められるようになります。
時間の不足
そもそも夏の模試までに十分な勉強時間を確保できなかったという人が多いです。これは現役生に顕著ですが、浪人生でも十分起こりうることです。
浪人時代の私もそうでした。前年の反省を生かして勉強内容を考え、継続的に勉強をしていたつもりでしたが、4月から8月までの約4か月ですべての教科の対策を終えることはできませんでした(具体的には数学と国語が物足りないといった出来栄えでした)。
春から夏にかけての数か月ですべての教科をまんべんなく強化するということはなかなか難しいです。多くの人が夏の模試を受けるときに「まだ全然対策できてないんだけど…」と思いながら模試に臨んでいます。いくつかの教科が伸びていれば十分です。
基礎固めしかできていない(演習不足)
実戦形式での演習が不足しているということも多いです。夏の模試ではかなり実際の試験に近い出題がなされますが、春夏に基礎固めに多くの時間を割いて実戦経験があまりできなかった人は、思うように点数がでないということもよくあります。
演習量が不足していると、実際にはかなりの基礎力があってもそれを問題の中でどう扱うかがわからず、期待通りの点が取れないということはよくあります。
結論:夏模試で間に合わないのは仕方ない!
上記の通り、夏の模試までに完璧な対策を行うのはそもそも結構難しいのです。
全部の教科をしっかりやりながら全部の教科で基礎固め+演習までできる人はそもそも最初から学力が高かった人が圧倒的な勉強量を確保できた人だけです。
夏模試に間に合わないのは仕方ないことです。切り替えてここからまた頑張ればいいだけのことです。
秋の模試までに偏差値を大きく上昇させることは可能か
秋模試で偏差値爆上げは可能です!
上記の通り、夏の模試で間に合わないのは半ば仕方のないことですから、自分に足りなかったものをしっかり考えなおし、地道に対策を積んでいけば判定を1つや2つ上げることは全く不可能ではありません。
秋は偏差値爆上げの最後のチャンス!
秋模試以降はそもそも偏差値を上げるチャンスがあまりないとも考えられます。
秋の模試が終わるとたいていの人は共テ対策に大きく時間を割くことになるでしょうし、共テが終われば二次試験の対策で過去問をたくさん解くことになります。
もちろんその間にも学力の向上は見込めるでしょうが、共テや二次の対策は根本の学力の上昇というよりは形式や傾向に慣れるという意味合いが強いです。
ですから、自分の苦手なところを追究して、改善するということができるのは実質秋がリミットになるというわけです。
夏の模試で成績が悪くてもそこまで気にする必要はないですが、秋の模試で成績が悪ければ当然志望校を下げることを検討しなくてはならなくなります。
夏の模試でうまくいかなかった皆さん、秋以降はもう偏差値爆上げのチャンスはありません。秋の模試に向けて、気合いを入れて勉強しましょう!
秋の模試までにやるべきこと
それでは、上記のことを踏まえて、具体的にどんなことをすればいいかを解説していきます。
苦手科目を徹底的に強化する
まずは苦手科目を徹底的に対策しましょう。夏の模試で足を引っ張っていた科目がある程度ましになれば、合計の偏差値は大きく上昇するはずです。
上述の通り夏の模試で成績が伸ばせていないのは多くの場合時間が足りていなかったからです。
苦手科目は苦手意識のせいでどうしても費やす時間が少なくなりがちです。
私は夏の模試で国語の出来があまりよくなかったのですが、理由はただ単純に時間をあまりかけていなかったからでした。模試を受けた時は「自分には国語の才能がないのかも」と思ったこともありましたが、よくよく理由を考えるとそもそも大して時間を費やしていないことに気づいたのです。
夏以降は多くの時間を国語の対策に費やしましたが、やってみれば意外と順当に成績は伸び、秋の模試ではかなりの得点力になりました(ちなみに本番でも国語にかなり助けられました)。
秋は苦手克服の最後のチャンスですから、この際しっかり腰を据えて、得意科目にするぐらいの勢いで対策してみましょう。
基礎固めを終え、演習に入る
これも上記の通りですが、基礎固めしかできていない場合はしっかり演習の経験を積みましょう。インプットだけではアウトプットの能力は鍛えられません。
これは特に数学で顕著です。解法のストックが頭の中にいくらあっても問題を見た時にどれを使えばいいのかがわからないと全然問題が解けません。
私自身、夏の模試で数学の出来が悪かったのはこれが原因でした。夏までに基礎力(大量の解法暗記)はできていたので、夏以降入試レベルの問題をたくさん解くことで秋の模試では大きく偏差値を伸ばすことができました。
ちなみに、基礎固めがまだ終わっていない場合は早急に終わらせましょう。基礎固めをせずに演習だけ行っても体系的な知識は身に付きません。付け焼刃で本番を迎えるのはあまりにもリスキーです。基礎固めは面倒かもしれませんが、確実に成績を伸ばすには不可欠です。地道にやっていきましょう。
勉強時間を増やす
ここまで「苦手科目」と「実戦的な演習」をすべきだと解説してきましたが、これらを行うには大量の勉強時間が必要です。
そもそもあなたは現状より成績を伸ばそうとしているわけですから、自分より上のレベルの受験生を追い抜いていかなければなりません。そうなれば当然彼らより多く勉強しなければなりません。
「効率よくやればよいのではないか」という意見もあるかと思いますが、受験生の効率なんてそう変わりません。私は数年間浪人生活をしていたので受験生活の中で色んな人と出会いましたが、結局「量がすべて」という結論に落ち着きました。
勉強時間を増やすのは苦しいです。自由な時間を削ったり、隙間時間を勉強に充てたりしなければなりません。
ですが、夏までの勉強習慣で秋まで勉強を続けていても偏差値の上昇は期待できません。
秋までにしっかり偏差値を上げることができれば直前期は多少楽になります。また、一度強度の高い勉強習慣が身に着けば、苦痛もそこまで大きなものではなくなります。
最初はつらいかもしれませんが、数か月後の自分のためだと思って頑張ってください!
まとめ
夏の模試で思うように点が取れなくても、正しく努力すれば秋の模試で良い結果を出すことは十分可能です。
受験生の皆さんは自分と向き合い、一歩一歩地道に頑張っていただければと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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