【現役生向け】夏の冠模試(大学別模試)の効果的な受け方

こんにちは!現役京大生のぽとろです!

今回は現役生の皆さんに向けて「夏の冠模試の効果的な受け方」について解説していきます!志望校の傾向に合わせた問題が出題され、全国模試などよりも明確に志望校への合格率が分かり、自分の苦手なところを洗い出すことができる冠模試ですが、夏の冠模試が初めての冠模試となる現役生の皆さんは「どんな勉強をしておけばいいのだろう」、「どれくらいの判定を目指せばいいのだろう」、「過去問はやったほうがいいの?」「復習はどうしたらいいの?」などの疑問を持っているのではないでしょうか。

この記事ではそんな現役生の方々に向けて、私が京都大学に合格した経験を活かして冠模試の受け方を解説していきます。

ちなみに私は現役合格ではなく浪人の末に京大に合格していますが、「現役時代こうしておけばよかったな」という目線や「浪人生と戦うために現役生はこうしたほうがよい」という視点から現役合格の方とは違った角度から考察ができていると自負しています。

是非興味のあるところだけでもご覧ください。

夏の冠模試までにするべき勉強

現役生はよっぽど進度が早い高校でない限り、習った範囲の復習で手一杯だと思います。まずは基礎の復習を優先させましょう。特に英単語や古文単語、数学の網羅系参考書(青チャート、フォーカスゴールドなど)の解法暗記などの基礎的なところがおろそかになっている人はまずこれをやりましょう。

難しい問題をたくさん解いても基礎が固まっていなければ大して身に付きません。難しい模試を受けるからと言って無理やり背伸びした問題を解く必要はないのです。

私は現役生のころ、夏の京大オープンに向けてかなり難易度の高い参考書を解くようにしていましたが、結局それで取れた点数は大してなく、むしろ基礎的なところの失点が多く、基礎も発展もダメでかなり悪い結果となってしまいました。「こんなことならもっと確実に基礎を取れるようにしておくべきだった。どんな模試を受けるにしてもしっかり土台から積み重ねていかなければ良い効果は得られない」と痛感しました(笑)

冠模試といえど基礎的な知識や解法で解ける部分はある程度あるので、現役生の皆さんはそのような部分を確実に取ることを第一目標としましょう。

過去問はやるべきか

現役生は焦って過去問を解く必要はありません。上記のように背伸びして問題を解いてもろくなことがないからです。

しかし、しっかり頭を働かせて解くまではいかずとも、ある程度の形式や傾向は把握しておいたほうが模試が解きやすくなります。

具体的には「各科目の時間」、「大問の数」、「各大問で問われること」「大問ごとの時間配分」、「問題の問い方の癖」などです。大学入試は大学ごとにこれらの傾向がある程度決まっており、毎年似たような形式で出題されています。

これらはあなたが2月に志望校を受けるまでの間にいつかは知らなくてはならない情報です。今のうちに知っておいて損はないでしょうし、今回夏の模試でこれらを意識して解くことができればそれをもとに秋以降に解き方の戦略を容易に立てることができるようになります。

ちなみにこれは裏技ですが、夏の模試は前年の本試で出題された内容に近い問題を出題してきます。前年の問題を見ておくと多少テーマや出題傾向が似ていて、近しい単語が出たり近しい解法が要求されたりするかもしれません。

目指すべき判定

現役生は夏の模試で浪人生に勝つことはやや困難です。浪人生は前年に一度ある程度の学力を完成させたうえで春、夏と勉強しているわけですからね。

ですから夏の模試では現役生がA判定を取ることは結構難しいです。もちろんA判定が取れたら非常に優秀だと言えますが、そこを目指せる現役生は少ないです。

現実的にはC判定が取れたら上出来と言っていいでしょう。仮にD判定やE判定でも全く諦める必要はありません。「現役ブースト」という言葉がある通り、現役生の皆さんはしっかり勉強を続けていれば秋、冬にかけて成績を大幅に伸ばすことも可能だからです。

模試の後にやるべきこと

言わずもがな模試後はしっかりと復習をしましょう。冠模試では大抵試験後に解答が配られるのですが、まずはこれを使って自己採点をしましょう。

自己採点は点数を出すことが目的なだけでなく、それを通して採点基準を意識し、勉強の中で活用することができるという点でとても有意義です(現代文や英語の論述問題が良い例ですね)。必ず模試後は自己採点をしましょう。

そのうえで間違っていたところの解答を徹底的に読み込みましょう。冠模試の解答は全国模試などと違って非常に詳しく書かれているため、一通り読むだけでかなりその大学の傾向や自分の苦手な箇所を認識することができます。

特に基礎的なところは必ず克服できるよう勉強計画に組み込みましょう。言うまでもないですが、基礎ができていないとこの先入試問題を解くうえで致命的です。

一方発展的な内容については一旦すぐに解けるようにしなくてもよいです。皆さんが対策すべき内容よりも遥かに難しい問題を一つや二つできるようにしたところで体系的な知識とはなりづらいからです。

間違えた問題の復習は大事ですが、難易度の高い冠模試ですから復習のレベルや分野は取捨選択しましょう。発展的な内容は入試までにできればよいのですから。

まとめ

夏の冠模試は現役生の皆さんが合格を勝ち取るために非常に重要な模試です。是非この記事を参考にして対策を練り、模試後には正しい復習をして効率よく成績アップを目指していただればと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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