仮面浪人の闇―仮面浪人没落エピソード

こんにちは!現役京大生のぽとろです!

今回は「仮面浪人没落エピソード」について書きます!

私は二年間の謎大(ニッコマくらい)での仮面浪人を経て京都大学に合格したわけですが、仮面浪人期間は多くの仮面浪人生が「没落」していくのを横目で見ながら受験勉強に励んでいました。

この記事ではそんな「仮面浪人没落エピソード」を紹介し、現在仮面浪人をしている、もしくは検討している方々が仮面浪人生活について改めて考える機会を提供し、「没落」する人が少しでも減ることを願って書きました(勿論面白半分で読んでいただくのも歓迎です)。

興味のある所だけでもご覧いただければ幸いです。

「没落」の定義

まずはこの記事における「没落」の定義を説明しておきます(一般的な言葉ではなく筆者が勝手にそう呼んでいます)。

仮面浪人も受験の一つの形態ではあるので、第一志望に合格できなければ基本的に「失敗」となるわけですが、「没落」は単なる失敗ではなく「不合格に加え様々な損失を生み出してしまった」という状態を指します。

仮に不合格だとしてもその一年で人生の大切なことが得られたなら「没落」とは言えませんから、このように定義しておきます。

仮面浪人没落パターン

没落のパターンをざっくり次のように分けてみました。

・仮面先に染まる

・勉強時間が確保できない

・口先だけ

・劣悪な環境

以下でそれぞれについての説明と具体的な「没落エピソード」を紹介していきます。

仮面先に染まる

仮面浪人生の中でも、仮面先の大学を「不合格時の保険」と考えている人にありがちな現象です。

彼らは仮面先の大学でサークルに所属したり、授業で多くの友達を作ったりします。コミュニティを形成し、昼休みや空きコマに友人と遊んだり、休日にサークルの活動に参加したり、時には恋愛をしたりもしてキラキラした大学生活を送るわけですね。

その結果「大学ってたのしいー!!」となってしまい、わざわざ他の大学を受験する動機を失ってしまいます。

まあこれに関しては自分の意志で仮面浪人を辞めているため「没落」感はあまりないですが、志望校合格という将来的な目標と目先の楽しさを天秤にかけ、後者を選択してしまったと考えるとあまり喜べるものではないような気がします。

これになってしまった場合、大学生活では楽しいことや自分がやりたいこと以外にも何か目的をもって勉強をしたり経験を積んだりして、大学生活を有意義にしていく必要があるといえるでしょう。まあ楽しいという理由だけでたった一年の受験勉強すら敵わなかった人間にはすこし難しいかもしれませんがね(笑)

個人的な考えですが、仮面浪人をするうえで仮面先の人間関係と受験勉強を両立させるのはほぼ不可能です。仮面浪人生が戦う相手は毎日大量に勉強している現役生や予備校生だからです。ある程度割り切って受験勉強に時間を割かなければ合格は難しいでしょう。

勉強時間が確保できない

勉強時間が確保できないという問題もあります。

特に親があまり協力的でない仮面浪人生に顕著です。彼らは親から「仮面浪人をするなら所属大学に残留しても卒業できるようにしておけ」と言われ毎日授業や課題にいそしんだり、「追加でかかる学費は自分で払え」と言われアルバイトに時間を割いたりします。

私の周りにもこういう仮面浪人生は多くいました。親に仮面浪人を打ち明けられない(言っても否定されるのが分かっている)から仕方なく単位を取っているという人もいました。

また、現役時に国公立に落ちて私立に通うことになってしまったため、仮面浪人をしながら学費を稼ぐためにアルバイトをしなければならないという人もいました。

私は親が一応仮面浪人を認めてくれたため、進学後に奨学金を借りるという条件で仮面先の大学を休学したり、受験に必要なお金を出してもらったりして多くの時間を受験勉強に割くことができていましたが、親が協力的でない仮面浪人生はかなりつらいと思います。

これに関しては本人の怠慢などが原因ではないため「没落」とは言いづらいですが、仮面浪人に失敗したときに大学の学位以外何も残らなくなってしまうので一応上げておきました。

ちなみにですが、趣味にかかるお金のためにバイトをしている人もいましたが、これは論外です。本来受験生は成績を伸ばすことが仕事であり、特に親に迷惑をかけている浪人生ともなれば日常で捻出できる時間はすべて受験勉強に投下し、成績を伸ばすための努力を最大限すべきだからです。このような人達は当然成績を伸ばせず、受験に失敗したあげく大した経験を得られずに仮面浪人を終えていきました。

口先だけ

意外と多いのが「口先だけで努力しない人」です。

彼らは受験勉強に使える時間は十分にあるのも関わらず勉強をしようとしません。おそらく、自分のプライドが許さないからという理由で仮面浪人をしているだけで、実際に多大な労力や時間やコストをかけて受験勉強するという覚悟はないのでしょう。

こういう人たちはそのプライドゆえかだいたい口先だけは達者で、「〇〇大学志望!」とか「次の模試でA判定を取る!」とか言っちゃうんですね。大して勉強しないので当然成績は伸ばせず、「この大学でやることを見つけた」などと言ってそのうち撤退します。

私も周りにもたくさんいました。「来年は受かる」といいながら何年も仮面浪人を名乗り続け、結局卒業して就職した人もいます。自分は東大志望だと言い、東大の魅力を語り続ける一方で成績はマーチレベルという人もいました。ろくに勉強もしないのに仮面先の批判ばかりしている人も。

彼らに共通するのは「高いプライド」と「行動力の欠如」です。正直どちらか一方だけならあまり問題ではないのですが、これが合わさると厄介です。

仮面浪人生の方はこのような人たちとはできるだけ関わらないことをおすすめします。勉強すらできない人たちと関わってもろくなことはありませんからね。

この人たちを生み出すのに某YouTuberが関わっていることは確かでしょう。そう考えると赤と青の彼らの責任は大きいです。

そしてこのタイプが最も悲惨な「没落」です。

どれだけものを言おうが結果を出せなければ何も変わりません。

彼らは仮面浪人に失敗した後も、自分は行動しないくせに職場やら政治やら国やらに文句を言い続けるモンスターになっていくのでしょうか……

劣悪な環境

最後に、「整った環境を得られない」というパターンです。

よくあるのが、「孤独な仮面浪人生活を送る」というタイプです。周りに競争相手や刺激を与えてくれる友達がいないがためにモチベーションを維持できず、勉強を継続して行わなくなってしまいます。

友達を作って楽しくやろうというのも考え物ですが、一年間という長い期間受験勉強を続けていくうえで多少の刺激を得られる環境は必要です。

また、勉強場所を確保できないという問題もあります。仮面浪人の場合仮面先の大学で参考書を広げて勉強をするのは勇気がいることですからね(ちなみに私は割り切って堂々とやってました)。

場所が無いせいで家で勉強をせざるを得なくなり、結果として勉強習慣を確立できなくなってしまいます。

いずれにせよ、環境を整える努力を怠った結果勉強がおろそかになり、不合格となってしまうという場合があるということです。

せっかく仮面浪人をするなら面倒くさがらずに環境の整備に労力をかけるべきです。

まとめ

仮面浪人は様々な要因により、勉強時間を捻出することが困難になってしまいます。また、口先だけになってしまう人もいます。

仮面浪人生の方はこの記事を参考に、合格に向けて自身の勉強に対する精神や環境を見直していただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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