こんにちは!現役京大生のぽとろです!
突然ですが、皆さんは浪人、もしくは多浪をした人が大学で年齢の違う同級生とどのようなかかわり方をしているかご存じでしょうか。
近年浪人生の数は年々減少しており、大学入学時は大半が現役生となっています。つまり浪人生は入った時点でマイノリティーとなってしまうのです。
特に多浪をした人は現役生と年齢が2つ以上離れているのでジェネレーションギャップが起こることもあります。例えばポケモンの世代が違ったり、コロナの影響があった学年が違ったり、お酒を飲めるか飲めないかが違ったり……
私は仮面浪人を経て京都大学へ来た人間なので、複数の大学を経験しました。
今回は「浪人、多浪は大学で馴染めるのか」について、私の経験を中心に、大学で関わった人の話も参考にしつつ書きます。
現在浪人や多浪をしていて「大学入学後に馴染めるのか不安だな」と感じているような受験生の方にぜひ参考にしていただければと思います。興味のあるところだけでも読んでいただけると幸いです。
私大での経験
まず私が一浪の末に入学した私大での体験を書きます。
難易度はニッコマくらいで、浪人生の割合は1割以下という大学でした。
ちなみに後に京大に合格するような人間がなぜそんなところへ入学したかというと、国公立大学に前期後期ともに落ち、金銭的な事情もあり、行く先が地元の私立しかなかったためです。
まあ大学に落ちたのは仕方ないし、一浪だけど馴染めるだろうと思って進学しました(のちに仮面浪人をすることになりますが、当初はふつうに通うつもりでした)。
一浪で私大に入学して馴染めたのか。結論から言うと、「馴染めないことはないが、周りが結構年齢の差を気にしてくる」といった印象でした。
浪人生が滅多にいない大学だったので、多くの人にとって年齢の異なる人がいるということが驚きだったようです。
浪人していることを明かすと敬語を使おうとしてくる人もいました。
中には浪人をいじってくる人もいました。浪人生だからという理由だけで私を「おじさん」と呼ぶくだらない人間もいました。これだから私立文系は
私としては「一歳ぐらい大した差はないのになあ」と思っていたのですが、彼らにとっては大きな差だったようです。せっかく仲良くなろうとしてもなんとなく距離を感じることが結構あって少し大変でした。まあ最終的には仮面浪人して脱出したのでもうどうでもいいことですが
また、ここからは友人から聞いた話ですが、浪人の後にそこそこレベルの高い大学(旧帝未満くらい)に進学した人は、年が離れていることを必要以上に気にかけられることはあまり無いようです。
ただし、多浪して入った人の中には多少壁を感じたという人もいました。やはりそのような大学では浪人は許容されても、多浪となるとそこまで簡単に受け入れられないのかもしれません。
京大での経験
次に京大での経験についてです。
私は多浪をして京大に入ったため、周りとはいくつか年齢が離れています。
一浪で入った私大では結構年の差を意識させられていましたが、京大ではどうだったか。
結論からいうと、「誰も気にしない、むしろ多浪をすごいと言ってくれる」でした。
京大は当然浪人生の割合はそれなりにいますが、多浪となるとかなり少ないです。
実際私も、京大の日常生活の中で私以外の多浪にほとんど会ったことがありません。
ですが京大生は年齢の差を必要以上に気にしたり、壁を作ったりしません。基本的に学年で上下関係が決まります。
同学年なら多少年齢が違っても同学年の扱いです。
以前在籍していた私大では浪人は一切プラスになりませんでしたが、京大では多浪がおもしろステータスとして受け入れられます。
今では浪人を積極的にネタにできる大学に来れてとても満足しています。
ここからは私の考察ですが、京大にはそもそも浪人生の数が多いため年齢の差に対して寛容になりやすいほか、留年する人も一定数いるので一層年齢を気にしないような文化が生まれていると思います。
これは浪人生の数が多いほかの大学でも同様で、難関大や医学部に同じような傾向があるようです。特に医学部では社会人が再受験で入学してくることも多いので、より年齢に対する壁は少ないです。
浪人や多浪をしてから難関大に進学した人をたくさん知っていますが、誰も年齢の差で悩んでいる人はいません。やはり年の違う人がたくさんいる環境では学年を基準に上下関係が決まるようです。
社会に出れば実際の年齢より肩書で上下関係が決まることが大半なのでこっちのほうが健全だなあと思います。
まとめ
ここまで私の経験について書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
浪人や多浪が年齢の離れた同級生たちとどのように関わっているかについて理解を深めていただけたのなら幸いです。
また、現在浪人や多浪をしていて今後大学に入学をする予定の方は、自分の志望校の浪人生の割合を調べたり、在籍している人の話を聞いたりしてから入学をするとイメージと現実のギャップが生まれにくいと思います。
浪人、多浪をしている受験生がよりよい大学生ライフを送れることを願っています。
ここまでよんでいただきありがとうございました。
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