私が京大合格までに行った過去問演習の方法

勉強法一般

こんにちは!現役京大生のぽとろです!

今回は私が京都大学合格までに行っていた過去問の使い方について解説します。

「過去問っていつやったらいいの?」、「過去問はどのくらいの年度をさかのぼればいいの?」など過去問についての悩みを持っている受験生の方はぜひ参考にしていただければと思います。

各教科何年分解くか?

まずは各教科それぞれ何年分とくかということについてです。

私は文系で地理選択だったので、英語、数学、国語、地理の4科目を二次試験で使いました。そして解いた年数はだいたい英語30年、数学30年、国語10年、地理5年といった感じでした。

このような量になったのは一応意図がありまして、それは「大学の傾向が特殊であればあるほどたくさん解く」というものでした。

京大は英語は英文和訳と和文英訳特化というほかの大学にはあまり見られない特徴がありますし、数学も小問が少なかったり実験が必要だったりと比較的特殊でした。

そのため英語と数学はほかの参考書で対策するよりとにかく過去問をたくさん解き、どのような頭の使い方をすればよいか、どのようなところに特に着目すべきか、時間配分はどうするかなどについて研究していました。

逆に京大の国語や地理はそれほど特殊ではなかった(国語はちょっと癖がありますが本質は他の大学とそこまで変わらないなあという印象でした)ので、過去問演習は最低限の傾向を抑える程度にして、ほかの参考書や細かい暗記などに時間を使っていました。

皆さんが過去問演習を行う際にはまず志望校の傾向がどれくらい特殊であるかに着目して量を決めていくとよいです。

また過去問を解く量について考えるうえで気を付けるべきことが一つあります。それは「過去問演習に比重をかけすぎない」です。

過去問に早く取り掛かりたくなる気持ちはとても分かります。基礎的な問題集を解いてばかりではなかなか成績が伸びないのではないかと思うこともあるかと思います。それに。過去問で点が取れたら誰だって安心するものです。

しかし、過去問に偏った勉強を続けていると、本番で傾向の違う問題が出題されたときに対応が難しくなってしまいます。

私自身このような経験があり、過去10年ほどの過去問でよい点が取れていたにも関わらず本番で悲惨な点をとってしまったということがありました(ちなみにその年はもちろん落ちました)。

過去問はあくまで傾向をつかみ、対策を立てるためのものです。志望校の傾向に偏りすぎないようにほかの大学の問題を解いたり複数の参考書を使ったりして、柔軟に対応できる学力を身に着けることが大切です。

過去問演習はいつやる?

次に過去問演習を行う時期についてです。

私は先述の通り英語、数学、国語、地理の4科目を使いましたが、過去問を始める時期はバラバラでした。

英語や数学は夏付近から、国語や地理は秋ごろから始め、直前期は特に英語と数学に重点を置いて対策していました(浪人生だったので現役生と比べると多少早いかもしれません)。

始める時期は「過去問を解ける(と思われる)レベルに到達してから」でした。英語や数学は前年にある程度マスターできていたので早めに始められました。国語や地理は前年にあまり対策できていなかったので秋までしっかりほかの参考書で知識や解法を身に着けてから過去問に移りました。

ただ、過去問演習を始めたらずっとそればかりやっていたわけではなく、過去問を解いて不足していると気づいた分野は再び参考書に戻り、弱点克服に努めていました。

逆に過去問である程度点数が取れていると判断できた科目は学力の維持ができる程度の勉強量にとどめ、ほかの科目に時間を割くようにしていました。

受験生の皆さんはまず過去問以前の参考書を早めに終わらせ、早い時期に過去問を解き始めるとよいです。過去問を解く中で改めて気づくこともきっとあるので、早めに過去問に触れてゴールを見定めておくと余裕をもって勉強を進められます。

できれば赤本より青本

最後に、これは難関大志望の方限定ですが、志望校の青本(駿台が作っています)が出版されていれば赤本ではなく青本を選びましょう。

難関大でなければ特殊な問題はあまり出ないので赤本の説明でも十分なのですが、難関大であれば赤本ではやや物足りない場面があります。

赤本は説明が少し簡素ですが青本はしっかり考え方やプロセスについても細かく解説が載っています。難関大の複雑な問題をしっかり理解するには青本のほうが適しているというわけです。

特に東大・京大は科目ごとに25年ほどの過去問が収録されているものも出版されているので、ぜひ活用しましょう。演習量もしっかり確保できますし、本当に解説が細かいので自分の弱点や見直すべきところが明確に理解できます。

私自身過去問演習はほとんど青本で行いました。一度たまたま青本が本屋になかったので「まあ大丈夫だろう」と思って赤本を買ったことがあるのですが、青本との違いにガッカリし、結局青本を買う羽目になりました。

赤本が完全に悪いというわけではありませんが、難関大に適しているのは間違いなく青本です。

まとめ

過去問演習は志望校合格のためには必須です。

受験生の皆さんはこの記事を参考にして過去問を解く時期や過去問を解く量などに注意して勉強計画に組み込み、効率的に過去問演習を行って志望校の対策を進めていただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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